なぜカンボジアに学校を!?

カンボジアに学校を作ろう!

って言葉よく耳にしますよね

 

先日もゼミの後輩がカンボジア関係でクラウドファンディングを行ってました

 

自分は東南アジアが好きですし、実際にスラム街などにも行って貧困に苦しむ人々を見て

彼らを助けたいという思いもあったので

わずかですが協力させていただいただきました

 

でもその時思ったんですよね

なぜカンボジア??

他にも貧しい国はたくさんあります

フィリピンは?ミャンマーは?

 

ってことでせっかくだからいろいろ調べてみたいということで調べてみたら

そこには壮絶な歴史が関係したいんですね…

 めっちゃ簡単に紹介させていただきます

 

まずは第二次世界大戦

当時フランスの植民地だったカンボジアに日本軍が進軍していきます。

カンボジアとしてはフランスから独立したかったため

チャンスだと思って日本軍の進駐を認めます

そして日本が戦争で負け撤退するとついに独立!!

とはいかず戦勝国のフランスが再度戻ってきます

 

しかしフランスは本土の戦後処理、立て直しに追われ

植民地を管理する力は残ってませんでした

そこでフランスはカンボジアから撤退し、ようやくカンボジアが独立します。

 

そして時はお隣の国で起こったベトナム戦争に移ります

ベトナムもフランスとの戦いに勝ち独立しようとしますがそこにアメリカが介入します

ベトナム戦争とは北ベトナムVS南ベトナム

つまりホーチミン擁する共産主義VSアメリカの援助を受ける南ベトナムの戦い

当時アメリカが一番恐れていたのが共産主義だったわけです

カンボジアはというとシアヌーク殿下という人物を大将とし北ベトナムを擁護

そしてアメリカは北ベトナムに対し北爆を行いはじめ、戦争は泥沼化

 

しかしここでこの戦争を終わらせるモノが現れます

それはメディアの存在

 

このベトナム戦争は初めてメディアが介入した戦争になります

そして連日このアメリカの北爆が取り上げられるようになります

 

これを見たアメリカ国民は激怒

世界の警察であるアメリカがなぜ攻撃を行っているのか

この戦争は意味のある戦いなのか

世論によってアメリカは撤退していきます

 

そしてベトナム戦争に勝ったベトナムは独立

カンボジアシアヌーク殿下お疲れ様でした!!という事で祝杯をあげる予定が

カンボジアに帰るとポルポトという人物がシアヌーク殿下を幽閉してしまいます

 

このポルポト共産主義思想がとても強い人物

共産主義の世界には知識人、お金持ちが邪魔な存在です

そこでポルポトはこの知識人を田舎の農村へと追いやります

もちろん上手くいくことはなく

この訳の分からない政策により国民からの反感が高まります

 

そこでこのポルポトがとった行動は仮想敵国を作り国民を同じ方向に向ける事

これは追い詰められた独裁者がよく取る手法ですね

 

そこで利用されたのがベトナム

かつてフランスが植民地にする際、先にベトナムを植民地にしており

そのベトナム軍にカンボジアを攻めさせていたんです

よってカンボジアからしたらベトナムにかつて直接やられた思いがあるわけですね

 

これによりカンボジアVSベトナムの戦いが始まります

カンボジアは中国に応援を求めますがあっけなく敗戦

かつてアメリカが南ベトナムを支援してたこともあり

ベトナムには最新兵器がたくさんあったみたいですよ

あとポルポトは北の金政権と一緒で内部の優秀な人物を逆らえばどんどん殺してたみたいです

 

そして戦争にも負けたカンボジアはどんどん衰退していきます

この戦争の影響でたくさんの地雷が今もなお埋まってます

また学校の先生をみんな殺害し、海外に留学していた人々は皆連れ戻し殺害

カンボジアから先生がいなくなり、学校がなくなりました

そして文化もメチャクチャになりました

 

カンボジアに学校を作る理由

それは戦争、独裁によって先生、学校がなくなったからなんですね

 

 

まだまだ戦争の爪痕が残っているカンボジア

今まではなんでカンボジアに学校なんだろと思ってた人も

歴史が分かれば考え方も変わるのではないでしょうか

 

最後まで読んでいただきありがとうございました