隣国は戦争中!?
前回のブログで韓国について少し書きましたが
お隣の国、韓国は今も戦争中の国ということをご存知ですか??
実際には休戦中ですが終戦しているわけではなく
いつ戦争が再開してもおかしくない状況下にあります。
その朝鮮戦争における象徴的な場所で
行くことができるんです!!!
もう一度言います
ただ注意が必要で
- 個人では行けないのでツアーに参加
- 情勢によっては急遽ツアーのキャンセルがあるとのこと
- 露出の多い服、派手な服、ローマ字入りの服、ジーバン、サンダルなどでは参加不可
いくつかルールがあるのでホームページなどチェックしてください
私も実際に3年前に行ってきましたがあの緊張感は忘れられません
ってことでその時のお話を少し書きたいなと思います
日本で事前にツアーを予約し当日は集合場所のホテルに向かいました
最初に行ったのがソウルにある戦争記念館
ここには朝鮮戦争だけでなく豊臣秀吉の朝鮮出兵であったり、植民地時代のことについても
資料がありました
中には朝鮮戦争時のシミュレーション映像とかも流れていて
ジーンと来るものがありました
ガイドさんが言っていた中で特に印象に残っているのが
朝鮮戦争は板門店のある北緯38度線にて休戦協定が結ばれたわけですが
終戦時に北緯38度線より上にいれば北朝鮮人、下にいれば韓国人という扱いになり
家族がバラバラになってしまい、現在に至っても会うことはもちろん
電話や手紙でのやり取りすらできていない家族もたくさんいるそうです
午後からは臨津閣公園や自由の橋という
国境付近の建物を巡ったあとはついに板門店へ
板門店には行くには数回パスポートチェックが行われます
そして誓約書にサインします
「死んでも自己責任」というものです(簡単にいうと笑)
そしてギリギリまではソウルから乗ってきたバスで行きますが
残り数百メートルのところに来るとバスを乗り換え
国連軍のバスに国連軍のゲストとして行くことになります
バスを降りエスカレーターを上ると
見たことのあるこの景色が
ここに立った時の緊張感はすごかったです
改めて戦争中の国に来たんだなと思いました
アメリカ軍や韓国軍の兵隊がたくさん監視してます
そして奥の白い建物は北朝鮮のものですが前には北朝鮮軍の兵隊もいますね
青い建物が軍事停戦委員会会議場と呼ばれる実際に停戦協定が結ばれた建物
もちろん中にも入れます
兵隊はビクともしません
もちろん兵隊に触ることはできませんが一緒に写真は取ることができますよ!!
会議場内は常にマイクがオンになっているため両国の悪口を言ったら
日本には帰れないかもしれませんね笑
韓国のツアーだけでなく北朝鮮からのツアーももちろんあります
そのためこの会議場は韓国軍と北朝鮮軍が順番に管理しているそうです
板門店周辺には未だ見つかっていない地雷もたくさんあるそうで
自分が行った際も、最近地雷が見つかったということで
キャンセルになった場所もありました
板門店はソウルからたった50キロほど
つまりソウルから北に50キロ走ればそこは戦争中の敵国です
そして韓国には徴兵制もあります
アイドルだろうが俳優だろうがスポーツ選手であろうが男であれば軍隊に入ります
自分の友達も軍隊に入ったり、すでに服役期間を終了した友もいます
みんな口を揃えていうのはあの期間には絶対に戻りたくないと
もちろん板門店という目の前が敵国という場所にも大学生の兵隊がいました
同い年の年齢の人が韓国では母国のために命をかけて働いてます
私は改めて日本という平和な国に生まれたんだなと
そしてガイドさんが最後に言いました
「平和な日本に生まれたことに感謝しなさい」
同じ日本人ではなく韓国人のガイドさんに言われたのが特に印象的でした
改めて自由と平和とは何かを学べるツアーでした
もう一度チャンスがあれば参加したいですが
将来的にみんなが笑って境界線を行き来できる日がくることを
願ってます!!
ってことで
まだ板門店に行かれたことのない方はぜひ行ってみてください